2007年03月24日

外出実験

[概要]
先日、2度目の最悪の事態となった私の目。それを鍼治療と眼鏡による両面からの対策で症状を緩和させた結果、外出が可能かもしれないという状態にまで持ってくることができました(昨年12月以来の外出になります)。今回、私の病状に対する理解をしていただいている方にサポートをお願いし、キャンセル禁止状態まで自分を追い込んで、旅行試験となりました。

先日、私の障害に理解ある人の補助をお願い出来たので、外出を実行しました。正直、かなり不安を抱えていました。2日間の行程で、名古屋を朝に出て翌日の夜に帰宅というプラン。
宿泊先は、普通のシティホテル。但し、過去行った経験がある場所ではなく、今まで行ったとこがない場所(不安要素^^;)です。

今回は、白杖、懐中電灯、障害物ソナー、遮光眼鏡+クリップオンサングラス、眼鏡のずれや種類で生じる上方の隙間対策としての帽子を準備。が、前日、ソナーが充電できていないことが発覚。やり直してもだめ。今回のたびからはソナーは離脱になりました(苦笑)。

荷物を最小限化して、デイバッグをメインに。宿泊先に荷物を置けるように、手持ち荷物は別鞄にしました。いつもならキャスターつきのものをつかうのですが、今回は行動の制約の確認がメインなので軽減です(その割にはパソコンも持ってる(笑))。


・朝

名古屋駅に着いた私は、白杖を手に持ち名古屋駅を横断開始。人通りの多いコンコースは、目に入る光も眩しくなるためサングラスをセット。混雑はしていなかったため、無事移動を終えました。この間はCCP RO(赤色)+クリップオンサングラスを使用。人が多いコンコースを通過できたということで、第1難関突破です。

・新幹線乗車

私は、遅れては困ることに対しては結構前の時間から待つ性質を持っています。まぁ、実際それくらいないとたまに問題になるわけで(笑)。今回、新幹線乗り換え時間は40分を確保。歩行距離から予想すると、白杖使用・視界良好状態で15分を消費するとみたので、余る時間は25分。呑気にホームで待っていたら・・・日差しで軽く目がよわっていました(苦笑)。この間はCCP RO(赤色)+クリップオンサングラスを使用。切符の確認時のみサングラスを跳ね上げてます。

乗車時に一番心配していたのが、「座席番号を視認できるか」ということ。CCP ROのサングラスを跳ね上げた状態で乗車し、難なく座席を見つけ乗車完了。第2難関突破です。

乗車後、予定通り名古屋を出たことを相手に知らせるため、パソコンでメールを送る。電車内のような劣悪な環境(私のいう劣悪な環境とは、明るすぎる日光や照明と、屋内以下の明るさが同居すること)では、画面の色を調整できない携帯電話のメールでは、目に負担をかけてしまいます。よってパソコンとAIR-EDGEが役に立つわけです。この間はCCP RO(赤色/デスクワーク用)を使用。

連絡後、CCP RO(赤色)+サングラスという構成に戻し、のんびり景色を眺めていました。下車駅まで痙攣はほぼなしの状態でしたので、第2難関突破です。

ちなみに、このとき帽子を持ってき忘れたのに気づきましたがもう遅い(笑)。

・合流、そして、移動

私が苦手とするもののひとつが、人と会うこと。やはり視野のせいなのでしょうか、昔から人を捜し当てることが苦手です。今回、さらに明るさを落とした上に遮光眼鏡ですから、色の識別までが不便です。というわけで、今回は相手に見つけてもらうことを前提にしています。

まぁ、サングラス+白杖なんて外見的特長は、そうはいないんじゃないですか?(笑)

合流後、在来線で移動を開始。しっかり補助してくれるので、ありがたさと申し訳なさを感じつつ、在来線のホームに向かう。途中ホームに上るエスカレーターの位置を見逃すなど、歩行の不正確さが発覚。「ここ」といわれても視界に入ってこなかった私もなんだかなぁ^^;。この間もCCP RO(赤色)+サングラスを使用。

・実は苦手な在来線

上のほうで劣悪な環境と書いたとおりの状況が、在来線では顕著に発生します。大きな窓から入る日差し、車内は蛍光管「むきだし」。それで照らされる明るさは、CCP RO(赤色)+サングラスの私には、はっきり言って乗車時一時的に見えなくなるほど。暗いならサングラスを跳ね上げれば、といわれそうですが、跳ね上げたときに日差しが見えているようでは痙攣状態になるわけです。というわけで我慢・・・。

今回は補助してくれる人がいるので楽ですが、いつもは一苦労。昼間だと、外の明るさとの差が大きく、車内で人がどの位置に立っているのかを判別できなかったりします。席があいたから座りましょうといわれて、実際にこの席かを確認するのに少々手間取る。理解ある人が補助してくれてるとはいえ、内心ちょっとばかりあわててました(ばれてると思うw)。

・日本点字図書館にて

視覚障害者用の用具の販売を行っている、日本点字図書館にて、白杖を購入。ただし。いろいろ気づかされたkともあります。点字ブロックが駅から続いていたのは感心しましたが、屋内は暗く、点字ブロックも由佳と同系色で色で判別できなくなります。弱視の人は、点字ブロックと床の色とのコントラストも重要な情報となるわけですが(私もそれに準じる)、なかなか微妙なものですね・・・場所が場所だけにトラブルの予想はしていなかったのですが・・・予想外の難関でした^^;。この間はCCP RO(赤色)を使用して明るさを確保していました。

・いざ、ホテルへ

建物内で怖いのは、エレベーターの存在。いえ、泊まるとか閉所恐怖症ではないのですが、遮光眼鏡がなかった炉の状態でも、操作ボタンの見難いエレベータが多いんですよね。どうなるか、というと、操作ボタンを前に、しばらく動作が停止します(ぉ。間違った階のボタンでも、押せばランプがついてコントラストがあがるのでそれで数字の並びを判断する、という方法も使いますが・・・。このホテルも、操作ボタンは見えませんでした^^;。軽微な問題ですが、私にとっての第4難関突破、です。

私がホテルに入るとすることは、物の位置を覚えることです。こうすれば消灯後も感覚で歩けるようになるからです。ベッドの位置と向き、懐中電灯と眼鏡が置けそうな台の位置、お手洗いへの出入り口と証明のスイッチをおぼえておきます。当然、荷物を置いた場所も記憶に残します。この間はCCP RO(赤色)を使用。

これで、ほっと一息。

眼鏡を屋内向けのCCP YLにかえ、軽くパソコン作業をし、一息、と思っていたら、目に異変が起きました。

そう、痙攣です。

あわててCCP RO+サングラスにかけかえるものの、痙攣が強まるばかり。よく考えたら、テレビをつけてるじゃないですか^^;。テレビを消して、しばし目を休め・・・1時間程度経過したでしょうか、落ち着きました^^;。

・飲みに行くのはどうなる?

私は今まで、飲みに行くときは、飲みすぎないようコントロールし、自己制御が利かなくなることを避けていました。ここで言う自己制御というのは、お手洗いの行き来、夜間の歩行です。なぜかというと、私は目に入る数少ない光の状態から、通路や道を判断するため、頭の中で視界を仮想的に補うためです。この補うことが出来なくなれば、家に帰り着くことも出来なくなるのです。そう、いくら懐中電灯があったとしてもです。

結果から言うと、今回はすごく気持ちが楽でした。会社の人といるときは、やはり目が見えない状態をさらけ出すわけにもいきません。それに比べ、今回は補助ををしてくれる人の存在が実に安心できました。見えないメニューを読み上げてくれたり、見難い物を示してくれたり。

これだけ安心していられたのは、初めてのことです。実のところ、両親と一緒にいても、ここまでリラックスして飲んだのすら初めてです。大抵、飲むペースをわざと落とすか、呑まないようにしているので・・・。

・試験的な旅行?を終えて

今回、補助を申し出てくれた人が、とても私の苦手な部分を理解していてくれていたためか、予想できないほどの快適な行動につながりました。このような私を喜んで補助いただいて、しかも一人の人としても接していただけたことが、とても嬉しく、感謝しております。偶然知り合った人ではありますが、素敵な人と知り合えたということに、とても感謝しております。

補助を喜んで引き受けた方に対して、私から充分なお礼を言えたかどうか、気持ちが伝えれたかどうか、充分優しさをお返しできたかどうか、私自身疑問が残っていますけど、私の気持ちが全部伝わっていれば幸いです。

今回、外出恐怖症のようなものが軽減されたことで、やっと現実世界での行動再開への、はじめの一歩が踏み出せた感じです。表現が大げさに見えるかもですが、今の私の気持ちがこんな感じなので、そのまま書いてみました^^。

今後1〜2回ほど行動(旅行?)して、活動復帰宣言、と行きたいところですね^^。
単独行動時に呑みにいけないのは私の仕様だとしても、多少の活動(買い物とか)はできないと。
とはいえ、暫定の活動復帰宣言は出しておきます。
posted by Emu at 19:21| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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